PAPAZAMEの日常を探検に変えるハックッッ!

「日常を探検に変える」が、人生のテーマです。ッが多いのは、大好きなジョジョの影響です。

やりがいを探している時点で、そこにやりがいはないかもしれない

PAPAZAMEです。

 

皆様、体調は崩してないでしょうか? 本当に、今は、秋なんでしょうか。寒くなったなぁと思ったら、急に晴れて、気温が25度超えて、しまったなぁこの前夏服しまっちゃっよと思いながら、エアリズムをまた出さないとなと考える、そんな日々に憂鬱としています。紅葉を見たり、涼しくなっていく気温に、「秋だねぇ」を感じるあの空気感が大好きなんですが、なんか今年は「あの空気感」が、ないです。

 

あと、最近家の近くに、巣があるのか、スズメバチが飛んでるんです。ベランダの外を。私、虫が大の苦手なんですが、その中でもハチはマックスに嫌いです。刺されたらどうしようとか、そのことばっかり考えています。この前、坂をクロスバイクに乗って下っていて、ふと横を見たら、同じスピードでハチが並走していました。彼らはとんでもないポテンシャルを持っています。どうか私にその力を発揮しないでくれ。

 

何か良いハチ対策ないかなぁと思って探すと、「家の外に、蜂の巣を真似た、ガムテープをくしゃくしゃにしたものをつるす」という技がありました。どうやら、ハチが本物の巣と間違えて、「お、この辺りは俺以外の奴の縄張りかい」っと思って、近寄らなくなるそうなんですね。まずはガムテープを買ってくるところから始めないといけないのですが、億劫でまだ着手しておりません。

 

さて、今日はまた本について。タイトルは、「やりたい仕事病」。

 

過去の記事で、やりがいのない仕事について書きました。その記事はこちら。

 

papazame.com

 

今回もかなりそれに近いのですが、今回の作者は東大を卒業して心理学の博士でもある、バリバリの学者の方です。本自体は少し古いのですが、内容はとても現代つながるものがあると思いました。

 

プロローグに、「やりたい仕事で行きづらくなる人々」とあります。著者は、最近の新入社員たちが、「将来のキャリアプランが描けない」、という発言をしていることに、違和感を感じたそうです。

 

1-2年働いた後も、「このままでいいんだろうか」と言う発言をする若者が多くて、これはどうも変なことが起こっているようだと、疑問を感じたそうです。

 

将来を予測することがより困難になっている時代、プラン通りに生きること自体が不可能。未来を考えて、現在を憂えるよりも、今やるべきことに集中したほうが、圧倒的にポジティブな未来が開かれると、著者は説きます。苦しいけどやっていく中で、思ってもみなかった自分の可能性が開くことも、実は結構ある、という視点を提示します。

 

そして、「夢を叶えなくても、充実した仕事生活を送れる」と言う話に展開します。もっと突っ込んで、「好きな仕事は何か、適職は何か、を考える事自体、はばかばかしい」とまで述べています。内容はかなり共感できました。

 

仕事ではないですが、私はこれといった趣味がないので、趣味がある人、何かにうち込んでる人っていいなぁ、なんかうらやましいなぁ、っと思っていた時期がありました。で、たいして興味のない、でも他の人が面白そうにやってることをやってみたり、「趣味 楽しい」なんかでGoogle検索して、良さそうなものをやってみるとか、していた時期がありました。

 

ただ、そもそもが、「楽しいナァ」という感情や経験から出発していないので、大体何やっても楽しくないです。まぁ、一度経験して、「これは楽しくないんだ」っと知ったことは、良い経験でした。が、それ以上は特にありません。

 

その合間で、漫画を読んで、ゲラゲラ笑った李、図書館で小説に浸ったり、ゲームに熱中したり、たまに旅に出たり、そんな、自分の中では趣味とも言ってなかった、特に名前もつけてなかったような日常の事柄が、よっぽど楽しいんだなって気づきました。

 

最近は、趣味っていうと、何かきわめていなきゃいけないっ、という強迫観念みたいなものがありませんか?もう、「趣味はなんですか?」を、禁止ワードに認定したいですね。

 

以前、何かのプロの漫画家のインタビューの中で、「どうやったら漫画家になれますか?」と 聞く人がものすごく多い、という話がありました。その方は、「ほんとに漫画が好きな人は、私にそんな質問をしてなんかいないで、もう大好きな漫画を描いている。で、勝手に自分で、編集者に投稿している。それができないんであれば、それはもう漫画を描くことが好きではないということだから、向いていないかもしれない」という趣旨のことを話していました。いやぁ、本当にその通り。結果よりも、プロセスを楽しめることが、イコール好きなことなのだと感じます。

 

私が好きな、USJを再建したマーケターの方で、森岡毅さんという人がいるのですが、この方は、どんな仕事に自分が向いているか、自分が好きなことがあるかわからないと言う若者に対して、ほとんどの仕事はハズレじゃないと言うことを説いています。おみくじで言えば、大吉じゃないかもしれないが、中吉、小吉くらいは大体ある、少ない凶を引かなければいいんだと。それは、特性を知ることで避ける確率をあげられる、と説きます。

 

本当に好きなものが明確で、やっていること、それ自体が楽しい、そういう方は恵まれています。その仕事を大切にしたほうがいいですね。ただ、私も含めて、大半の人はそうじゃないのではないでしょうか?

 

であれば、仕事ではなくて、人生の中で、本当に自分が好きなこと・やりたいことを発見して、それをやるために、環境、時間、お金を手段として手に入れることを目標にしてはどうでしょう?そして、必要な量は、人それぞれです。

 

その上で、もしお金が必要であれば、やりたいことを探し続けるよりも、今の仕事を全力で頑張ってお金を得る。そして、その中で見えてきた、自分に向いている特性を生かせる仕事を、ちょっと探してみてもいいかもしれません。今は多くの業界が人手不足です。リクルーターも、人新しい仕事を紹介してくれるかもしれません。

 

今回紹介の著者が本で語る、「適職は考えても無駄である。好きな仕事を考えても無駄である」は、私たちの持つ、「今よりもっと輝いているはずの自分」や、「仕事へのやりがい」への幻想に、一石を投じてくれています。何が起こるかわからない未来を考えて、現在を憂えるよりも、今ある環境で「何ができるかな」その可能性を探して今を楽しむ方が、健康的で、チャレンジングで、充実した人生だと思いませんか?

 

オススメです

 

 

 

 

 

 

Thanks

 

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